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アメとムチがうまくいかない理由5選

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この記事では、モチベーションVer2についての「アメとムチ」がうまくいかない理由についてお伝えしていきます。

参考記事:モチベーションとは?モチベーションの欠陥について理解する

 

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アメとムチがうまくいかない理由5選

 

実は、報酬を受け取ることは行動に対して奇妙な影響を及ぼしてしまう可能性があります。

 

例えば、興味深い仕事を決まりきったルーティーンにしてしまったり、遊びのようなことを仕事にしてしまうことだってあるのです。

なので、報酬によって内発的動機づけが下がると、成果や創造性を低下させてしまいます。

 

世界中で行われた実験によって、科学が把握している内容と仕事との内容にずれが生じているのです。

これから具体的にアメとムチがうまくいかない理由7つについてみていきましょう。

 

 

1.内発的動機づけを失わせる

 

ある研究者が幼稚園児を対象にこのことについての実験をしています。

 

まず、幼稚園で行われる遊びの時間に、絵をかいて過ごす子供たちを三つのグループに分けます。

一つ目のグループは、絵を描くと「よくできました」と賞状が贈られることが伝えられます。

二つ目のグループは、事前に伝えられることはありませんが、絵を描くと一つ目のグループ同様に賞状が贈られます。

そして三つ目のグループは、何ももらえないグループです。

 

この実験を二週間続けると、二つ目のグループと三つ目のグループは絵を描く時間にさほど変化はありませんでしたが、一つ目のグループだけ、格段に絵を描く時間が少なくなっていたのです。

 

つまりは、遊びが仕事に変化してしまったのです。

仕事をしたら報酬がもらえるという交換条件は自主性を減少させてしまうのです。

 

 

2.成果が上がらなくなる

 

これも、ある参加者を集めての実験があります。

八十人余りの参加者を三つのグループに分け、何種類かのゲームをしてもらいました。

 

一定の目標を達成すると賞金がもらえるというルールで、
一つ目のグループは5ドル相当、二つ目のグループは五十ドル相当、三つ目のグループは五百ドル相当の報酬が与えられることになりました。

 

実は、この中で一番成績が良かったグループは、一つ目のグループで、
一番成績が悪かったのは、三つ目のグループだったのです。

 

3.好ましい言動への意欲を失わせる

 

この例を表しているのが献血です。

 

献血はもちろん無償で行われています。

しかし、ある献血センターの実験では、一つ目のグループに献血は無償であることをつたえ、二つ目のグループには謝礼が発生することを伝えました。

 

その結果、一つ目のグループの約半数が献血することを決断しました。

しかし、二つ目のグループは約三割の人しか献血をすることを決断しなかったのです。

 

金銭的な報酬が、善行を積みたいという自発的な行動を抑えることになってしまったのです。

自然災害が起きた際に、献血者が増加するのはそのような理由があるからかもしれません。

 

 

4.ごまかしや倫理違反をする可能性がある

 

この例に関しては、様々なデータがあります。

 

例えば、ある自動車メーカーでは修理スタッフに売上ノルマを課したところ、顧客に水増し請求をしたり、不正な修理をしたりしました。

他にも、特定の期日までに部品を製造しようとしたため、安全性が脆弱なまま販売しようとした例もあります。

 

このことは、自動車メーカーだけにいえることではありません。

ニュースや雑誌などで報じられている不正行為やスキャンダルはこれに関連していることが多いのです。

 

生徒の成績を水増ししたり、記録を出すためにドーピングをしたりと対価を得るためならばごまかしや、倫理違反をしてしまう場合があるのです。

 

 

5.依存性がある

 

交換条件付きという方法は、副作用をはらんでいます。

 

報酬がある仕事に就いてしまうと、その道から抜けられなくなってしまうという副作用です。

雇用者は当然、従業員に報酬を与えます。

しかし、そのことによって副作用が発生するのです。

 

報酬が少なすぎれば、従業員は仕事をしてくれません。しかし、十分な報酬を提示し従業員がしっかりと仕事をしてくれるのなら、次もその報酬を与えざるを得なくなります。

 

一度報酬が与えられたら、従業員は似たような仕事に同じような報酬を望みます。

そしてそのうちに、その報酬には満足しなくなり、さらに大きな報酬を望むようになるのです。

 

 

まとめ

 

仕事をしたら報酬を与えるというシステムは、とても一般的で世の中に深く浸透しています。

 

しかし、外的な報酬が重要視される環境下では、多くの人は報酬が与えられるまでしか働きません。

それどころか、好きだったことにすら興味が薄れていくという現象が起きたりします。

 

そのような中で、本当に価値のあることを成し遂げるためには、未来をしっかりと見据えて努力していくしかないのかもしれません。

 

 

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

 

また次の記事でお会いしましょう。







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